平日山行/花咲山


花咲山

   日時   2013年6月20日(木)
   行先   花咲山
   コース  大月駅9:10→9:40浅利登山口9:50→10:25又平(さすでいら)10:35→花咲峠10:50→
          11:25花咲山11:55→12:15女幕岩12:25→林道下山口12:55→13:35下真木バス停13:40→
          (バス)→大月駅14:00(解散)
   参加者  松本好正(リーダー)、小川祥子、小川武、加藤信夫、東敦子 計5名

 初めて花咲山(当時は梅久保山)へ登ったのは、約30年前である。登山地図にルート線はなく、明瞭な登山口もない。まさにヤブ山そのもの。人に逢うこともなく静かな山であった。野兎を捕らえて持ち帰り、天ぷらにして食べた思い出がある。
 その後いつの頃からか花咲山と呼ばれるようになった。登山地図に赤破線が入った。道標が整備された。ツアー客が登るようになり、高齢者の退屈しのぎには手頃な山となった。しかし、今でも比較的静かな山であることには変わりがない。
 昨年雨で中止となった6月21日と1日違いで、再度この山への山行を実施することになった。昨年は独りで小雨の中を歩いた。丈の高い草で登山口の道標が隠れていた。持参した鎌で繁茂する草を刈った。
今回もまたまた直前の天気予報は雨。大月駅には雨好きの5名が集合した。浅利登山口まで、桂川がつくった河岸段丘を眺めながら約30分歩く。中央高速道脇の斜面には、帰化植物・ビロードモウズイカの花が大きな顔をして咲いていた。登山口で身支度を整え、雨で濡れたヤブに突入。尾根上を西へ進む。左手にゴルフ場(花咲CC)を見下ろしながら一汗かいたところで又平(さすでいら)。ネジキの白い花が咲き始めていた。地蔵さんのある花咲峠を経由してさらに西へとアップダウンを繰り返す。途中足場の悪い箇所があり、慎重に足を運ぶ。
 お天気は、それまで小康状態だったが、突然木々をたたく雨音が激しくなる。葉を茂らせたカエデの木の下で雨具やザックカバーを装着。花咲山頂上まで数分のところであった。山頂に着くと雨は止み、早めの昼食とする。冬季以外展望はあまりよくない。
 下山開始。相変わらず倒木が多い。この山で唯一展望のきく女幕岩(新たに命名された)で、しばし眺望を楽しむ。富士山、三ツ峠、滝子山・・・鶴ガ鳥屋山は目と鼻の先である。岩上にはキリンソウの花が咲いていた。今年のツメレンゲは生長が遅れているようだ。鹿避けのネットで囲まれた植樹地の横を通過して下ると、ポンと舗装された林道に出る。ここが下山口である。全山貸切であった。
大月西小学校の北側を通ってバス停に到着。バスが来るまで20分間があるので、少し先の下真木バス停まで歩いて大月行きのバスに乗車。午後2時前に駅到着。早めの解散となる。
(文・写真/松本好正)