5月定例山行/檜洞丸


檜洞丸

   日時   2013年5月25日(土)
   コース  小田急線新松田駅8:05(タクシー)→西丹沢自然教室・登山口8:50→ゴーラ沢出合
          9:30→12:00檜洞丸山頂(昼食)12:40→ゴーラ沢出合14:40→15:25
          西丹沢自然教室バス停(バス)15:40→16:50新松田駅(解散)
   参加者  西村智磨子、西谷隆亘、西谷可江、松本好正、北原周子、飯島文夫、竹中彰、
          長瀬秀史

 自宅を出るころには雲が目立っていたが、2時間近くかけて着いた新松田駅では晴れ間が広がっていた。駅前の西丹沢自然教室行きのバス停は、バスを待つ人たちでいっぱいである。予定のバスは8:25だが、大回りをしていくバスよりタクシーの方が時間を短縮できるとの判断により、みなさんの同意を得て2台のタクシーに分乗して一路、登山口へ。40分足らずで着いた登山口を予定より50分早く出発できた。それにしても人気の丹沢である。団体・個人合わせて、相当の数の登山者が入ってゆく。ゴーラ沢出合を経由する今日のルートは、檜洞丸への最短コースとのことで、シロヤシロやミツバツツジが有名。


樹林帯を進む

登山口


 ゴーラ沢出合いで一休みの後、本格的な急登が始まる。好天とともに気温も上昇したのか吹き出る汗を拭いながら展望園地に到着。ガスが目立って展望にはあまり恵まれなかった。小さな花があちこちに咲いていて、しばし花と植物の勉強会となる。さらに登ると木道の脇に風力発電の施設が現れ、景観が台無しである。再度の急坂に取り付き、人がやけにいっぱいいる気配がして、そのまま登っていくと、1601mの檜洞丸山頂に到着した。


ところどころに山ツツジが

ゴーラ沢を徒渉


 この山には三角点がなく、そのため公式な標高を出せずに、1600mと表記している地図もあるほどである。山名も別名「青ケ岳」とも言い、由来も「アオ」と呼んだカモシカが多く生息していたからとか、山体全体が植物の植生から青く見えたからとか、諸説いろいろ言われている。檜洞丸の「洞」と「沢」とは同義語であり、檜洞という沢がふもとにあったことでこの名がついたということには、やや感心させられた。天気にも恵まれ、山頂はあちこちで写真を撮ったり、昼食を摂ったり、宴会したりとたくさんの人でにぎわっている。


急な階段

ミツバツツジを見上げる


 本来ならば、犬越路方面に向かって下山した方が景観を楽しめてよかったのだが、帰りのバスの件もあり、来た道をそのまま戻ることとした。朝、タクシーを使ったおかげで、予定を1時間あまり早く行動することができた。急な下りとなるため、慎重に足を運び2時間半あまりで登山口に到着した。8名全員事故・トラブルもなく無事に下山したことを確認して予定の1本前のバスに乗車、新松田駅で17時前に解散とした。(文/長瀬秀史 写真/飯島文夫)

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