平日山行/鍋割山


鍋割山

   日時   2013年5月16日(木)
   行先   鍋割山
   コース  JR武蔵五日市駅9:31→(バス)→大岳鍾乳洞入口→高岩山→上高岩山→芥場峠
          →鍋割山→長尾平→ビジターセンター→御嶽神社→御岳平→(ケーブル)→滝本
          →(バス)→JR御嶽駅
   参加者  大関保(リーダー)、小川武、小川祥子、佐久間マサエ、副島一義、長門彰、森静子
           計7名

 奥多摩方面に朝から積乱雲が出ていた。空模様が心配された。JR武蔵五日市駅9:31発「瀬音の湯経由上養沢行き」のバスに乗る。十里木を過ぎると、我々7人だけの貸切状態となった。終点ひとつ手前の大岳鍾乳洞入口で下車。バス停前の養沢神社奥に登山口があった。高岩山へのサルギ尾根は、ここからいきなりの急登で始まる。
昭文社エリアマップの2000年版以前には、この登山コースは掲載されていなかった。大岳へのバリエーションルートとして知る人ぞ知る好事家向きの静かな尾根だった。大岳山や御岳山から日の出山方面も展望がよく、次第に知られるようになり、踏み跡を示す点線ではあるが、コースが掲示されるようになった。近年、あきるの市が登山道を整備した。それで大分人が入るようになった。いまは堂々と太い赤線が通っている。
神社に拝礼し10:20出発。息を整えゆっくりと登る。11:10炭焼き窯跡に着きエッセン/つまり、ひと休みした。高岩山手前のピークを11:36通過、路傍に1株のギンランを見る。高岩山には11:55に着き、再び5分ほどエッセン。ここから結構な下りとなる。下り終えると急な登りが待っていた。20分ほどの喘登で上高岩山に到着した。12:30だった。
“サルギ”尾根というのは気になる名前だ。その由来を知りたくなる。以前、養沢の老知人に由来を聞いたことがある。老知人いわく。終戦間もなく、昭和20年代の前半のこと、大岳沢に群れをなして棲んでいた猿が時々、この尾根に出てきた。山仕事に出かけた人々が見て、猿が出てくる尾根だから猿来尾根/サルギ尾根と言い習わしたという。いつの間にか、その名が定着したそうだ。
昼食後、天気はなんとか持ちそうだ。奥ノ院まで行ったことのない人もいて、予定通り鍋割山に向かった。雨がポツポツきた。鍋割山から長尾平に出てビジターセンターに立ち寄った。柄澤さんたちがつくった展示物を見学し御岳平まで歩く。ブルで下山、16:03滝本発のバスに乗車し御嶽駅に。青梅に着いた途端にどしゃ降りの雨となった。(文/大関保 写真/小川武)