奥多摩山開きに参加〔安全登山を祈願〕


奥多摩山開き

 平成25年の奥多摩山開きが、4月7日(日)午前8時30分からJR奥多摩駅前の大木戸稲荷神社で開催された。奥多摩町、山岳救助隊、各山岳会の関係者、および登山愛好者60人程が参列し、宮司が安全登山の祝詞をあげた後、参列者が順次玉串を奉奠し登山の安全を祈願した。東京多摩支部からは竹中支部長以下10名が参加し、全員が神社前に整列し支部長の玉串奉奠にあわせて「支部会員の皆さまの安全登山と素晴らしい山行の実施」を祈願し、守護札を頂いた。最後に参列者全員が御神酒で乾杯して山開きは9時20分に終了した。


ミツバツツジの群落

山笑う

 前日の春の嵐と言われた強風と大雨が収まり、山開き終了時には青空が見え出したので、予定どおり「奥多摩むかし道」を歩くこととした。その前に地元奥多摩町出身の支部会員木村康雄氏の実家(古民家)を見せて頂くことになり、木村会員の案内で奥多摩駅近くにある古民家を訪問した。家には居住者がなく木村会員が休日の都度に来ているとのことだが、大変立派で歴史を感じる古民家であり1階はギャラリーとして使用できるので、支部活動で利用させて貰っては如何かと思った。

奥多摩湖をバックに

昨日の嵐が嘘のよう

 古民家近くにある奥多摩むかし道の入り口を10時前に出発した。奥多摩むかし道は奥多摩町(旧氷川村)と奥多摩湖(旧小河内村)を結ぶ旧青梅街道で、約9qの人気ハイキングコースである。コース沿道には当時の住民生活が偲ばれる多くの史蹟が随所にあり、また多摩川上流の自然がもたらす風光明媚な個所も多く、そしてこの季節はピンク色のミツバツツジ、黄色のヤマブキの花が満開で大変美しく、全く飽きる暇もなく楽しく歩くことが出来た。最後は、奥多摩湖と奥多摩の山が一望できる青目立不動堂の展望茶屋で一服し、奥多摩湖まで下ってバスでJR奥多摩駅に戻った。登山の安全を願い、奥多摩の自然と歴史を思いながら歩いた充実の一日であった。(文/石井秀典 写真/山本憲一)

<山開き参加者> 
竹中彰*、山本憲一*、河野悠二*、西村智磨子*、高橋郁子*西谷隆亘*、北口マリ子*石井秀典*、金邦夫、木村康雄、北原周子
(*は「奥多摩むかし道」歩きの参加者)


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