平日山行/牛ノ寝通りで行く秋を満喫


牛の寝通り

   日時   2012年11月15日(木)
   コース  8:10発のバスに乗車一小屋平下車09:20→10:45石丸峠→12:20榧の尾山(昼食)
          12:50→牛の寝通り→16:15小菅(入浴)18:20発バス乗車18:08―20:38立川駅
   参加者  浦邉充(幹事),新井定雄,飯島文夫,大船武彦,岡義雄,小川武,小野勝昭,北原周子,
           河野悠二,副島一義,橋郁子,橋重之,竹中彰,田中清介,富澤克禮,長瀬秀史,長門彰,
           西谷可江,西谷隆亘,東敦子,廣田博,松本好正 計22名

 抜けるような青空の甲斐大和駅。ピークハントとは味覚の異なる大稜線歩きの平日山行に集まったのはなんと22名の皆さん。上日川峠行きのミニバスは満席となり定刻8:10に発車。約40分で標高1,600m弱の小屋平で下車。ここで我々以外の乗客3名も下車したのでバスは空っぽに。平日山行の記録となった大勢参加のため急きょ2班に編成をした。バスの前方組と後方組で11名ずつとし、山行委員各2名がリーダーとサブリーダーを務めることに。出発準備と入念な体操を行い9:20に登山を開始し、歩行時間約6時間の山行が始まった。


石丸峠に向かう

落葉松の向うに富士山


 あたりはカラマツの葉も落ち、身が締まるすっかり初冬の雰囲気。前夜小雪が舞ったらしく薄化粧をしている。陽の当たる未舗装の林道に出て本日最初の歓声。甲府盆地から南アルプス、八ヶ岳が広がる大きな景観に思わず大休止。ここからは陽光を受けながら石丸峠までの標高差300mをゆっくりと登ることに。班単位で約1時間強ごとに前後を入れ替える歩き方をとって進んだ。南面に移ると小金沢山の隣に壮大な富士の全景が現れ、また歓声が。少し雲を戴いてはいるが、くっきりと迫ってくる。そして広々とした笹原、石丸峠1,957mに到着10:45。大菩薩峠や小金沢方面が陽を浴びて美しかった。


雪のついた道を進む

気持ちの良い笹原


 大休止の後、いよいよ下り基調になる牛ノ寝に向かう。視界は今度は懐かしい奥多摩の峰々たちだ。以前の定例で訪ねた雁ヶ腹摺山がずっと右手に見え続けることに。葉を落とした広葉樹の美林の中を一行はゆっくり歩く。いかにも牛ノ寝だ。12:20榧ノ木山山頂着。ピークらしからぬコブのような山頂だ。大岳山から飛龍山までを一望にできる眺望絶佳の陽だまりの山頂が我々の貸切りだった。ここで昼食、出発は12:50だった。


小菅の湯

名残の紅葉を楽しみ小菅へ


 牛ノ寝はいよいよ佳境だ。標高を下げると木々の葉が増え、紅葉が次第に美しく目を楽しませてくれる。カメラを向けたり会話を楽しみながら、落葉を踏みならして延々と2時間、大ダワから小菅へ左折して牛ノ寝と別れる。榧ノ尾山から約3時間半、小菅の湯に16:15到着、下界は紅葉の真っ盛りだった。 ここで今回の眼目・全員で入浴を楽しむことに。というのも、交通手段の村営バスが18:08までないのだ。いわば強制入浴という訳だ。ツルリとした感触の温泉をゆっくり楽しむことができた。17:30には食堂が終わり、18:00で温泉も終業。奥多摩のまた奥・小菅村はすでに夜の帳に包まれていた。今回の大稜線歩きは無事終了、大団円となった。金風呂から西東京バスで奥多摩駅、青梅乗換で、立川着は20:38だった。歩数は約30,000、お疲れさまでした。(文/浦邉充 写真/長瀬秀史)

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