東京都分境嶺踏査登山・第12回山行


分境嶺

   日時  2012年11月3日(土)
   行程  JR川井駅(バス)9:27→清東橋9:43→奥茶屋10:15→11:50棒ノ折山(昼食)12:20
         →黒山12:50→小沢峠14:30→14:50上成木バス停(バス)15:07→JR東青梅駅15:30
   参加者 東京多摩支部会員26名  一般3名
          (L:リーダー、SL:サブリーダー、カッコ内一般参加者)
     [1班] L小松原勝久、SL浦邉 充、岡 義雄、西谷可江、西谷隆亘、原 満紀、高橋郁子
          大関 保、(犬伏知之)
     [2班] L河野悠二、SL植木信久、石井秀典、植木淑美、佐久間マサエ、東 敦子、近藤節朗
          鎌田正彦、(工藤政巳)
     [3班] L小野勝昭、SL松本好正、栃金正一、鬼村邦治、金 邦夫、飯島文夫、山本憲一
          長門 彰、(田中武美)
     [写真] 澤登 均
     [総括] 長瀬秀史


 3年間に渡った踏査山行も本日の12回をもって、一般参加者の方々と登るのは終了となる日を迎えることとなった。これまで11回開催して天気にも恵まれ、雨天中止は1回もなく、本日も快晴となった。事前の申し込みでは30名であったが、直前キャンセルが2名、直前の参加者1名となり、バス発車時刻には会員26名、一般参加者3名の合計29名が揃って乗車できた。直前の参加者とは7月に山岳会に入会した会員で、支部の会員ではないものの支部の活動に興味があり、山行の状況を確認したいと参加を申し出ていただいた方である。9月の平日山行(大霧山)にも参加していただいている。清東橋でバスを降り、登山口の奥茶屋へ移動してから支部の山本事務局長からお言葉をいただき、山行中の注意点・体操の後、分境嶺の起点となる棒ノ折(埼玉県側では棒ノ峰と呼ぶ)に向かって出発となった。


棒ノ折山山頂にて

いきなり杉木立の急斜面を登る


 このコースは7月にも歩いているが、炎天下の中、風も通らない急登でへばったことを思い出す。本日は葉っぱが落ちて風も通り、空気も乾燥して絶好の登山日和となった。軽快に歩いて山頂には11時50分着。好天気のせいか山頂では大勢の登山者がいて、奥秩父方面の抜群の眺望を楽しんでいた。全員での記念撮影後、昼食とした。予定より早い12時20分に出発して、最後の分境嶺の歩きが始まった。あまり眺望には恵まれないものの、ところどころ開けたあたりで展望を楽しみながら、黒山を経て小沢峠に向かう。


黒山までアップダウンが続く

ススキの向に埼玉の山々が


 このあたりはまだ紅葉がまだ早い印象だったが、周辺の1000m以上の山では本格的になっていた。なだらかな尾根道をゆっくりゆっくり歩いていく。10回と11回山行が12時間に近い長丁場だっただけに、本日は散歩道を散策しているような感じで、みなさんおしゃべりと沿道の草花撮影を楽しんでいた。グループごとの記念撮影もしながら分境嶺の終着点である小沢峠への急斜面を下り、東京都と神奈川県との都県境・草戸山を起点に3年をかけた分境嶺踏査山行は、ここにようやく1本に繋がった。


黒山にて2班

黒山にて1班


 全員での記念撮影の後、車道を歩いて上成木のバス停に向かう。みなさんの歩きが軽快だったこともあり予定の1時間前に着いて、祝日のみ運行の15:07発のバスに間に合った。バス乗車まで少し時間があったため、ここで下山式を行い、3年間のご協力と怪我もなく無事に踏査を終了できたことに感謝して山行を締めくくった。


最終点の小沢峠

黒山にて3班


 支部の方々、山行に参加されたすべての方々、みなさんのサポートがなければこのような3年にわたるプロジェクトは不可能であったと思います。まだ会員のみ参加の第13回山行と踏査山行終了を記念する企画物などが残っているものの、一般参加の方々と一緒に積み上げてきた踏査山行は区切りを迎えることができ、みなさんにこの場を借りて厚くお礼申し上げます。
(文/長瀬秀史 写真/澤登 均)

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