東京都分境嶺踏査登山・第9回山行


分境嶺

   日時  2011年11月26日(土)
   行程  武蔵五日市尾駅(バス)8:22→笛吹バス停9:20→笛吹峠11:00→11:45数馬峠(昼食)
         12:35→西原峠13:15→槇寄山13:45→数馬15:40→武蔵五日市駅16:36(解散)
   参加者 参加者 40名(支部会員29名、一般11名)
          (L:リーダー、SL:サブリーダー、カッコ内一般参加者)
     [1班] L小松原勝久、SL松本好正、大船武彦、松本和夫、川合周、大橋基光、富澤克禮
         山本憲一、原 満紀
            (高田トキ子、犬伏知之、小林慶子)
     [2班] L大関 保、SL植木信久、飯島文夫、長尾 桓、西谷隆亘、西谷可江、栃金正一
         佐久間マサエ、上村信太郎
           (松元兵八、末松徳則、鬼村邦治、武部 実)
     [3班] L島田成正、SL植木淑美、鎌田正彦、荒井寿一、北原周子、近藤節朗、副島一義
         岡 義雄、竹中 彰
           (井上明子、工藤政巳、田中武美、塚本浩司)
     [写真] 小清水敏昌
     [誘導] 長瀬秀史


 これまで8回実施してきたが雨で流れたことは一度もない。天気に恵まれる幸運に感謝しながら、集合場所の武蔵五日市駅には、当日キャンセルの2名を除いて会員参加者29名、一般参加者11名の計40名が集合。8時には全員受付を終了し、西東京バスさんのご協力による8:22発の増発バスに乗車。このバスは主要なバス停にしか止まらない急行で、途中のバス停をどんどん飛ばして30分後には、笛吹バス停に8:55に到着。各班ごとに体操の後9:20には最後の班が出発となった。今回の班編成はリーダー・サブリーダー手配の関係から3班となった。最初は急な車道歩きから始まり、集落の最後の民家を通りかかるころから登山道となり、草戸山を起点とする深山橋までの分境嶺をつなぐ最後の山行がスタートした。


 バス停から分境嶺の本日の起点となる笛吹峠まではコースタイム通りの1時間半で到着。分境嶺山行を計画した当初は、体力や年齢を勘案して通常のコースタイムの3割増しで立てたものだが、この頃ではコースタイム通りのペースで歩いている。回数を重ねてきたことを実感する成果と思う。笛吹峠では陽が当たらず寒いので、峠から少し登ったその先の広場に移動。しばし日向ぼっこを楽しみ、全員で記念写真を撮影となった。


 小休止の後、再出発となったがこの笹尾根はあまり眺望に恵まれず、途中で大岳山や御前山が垣間見える程度で写真を撮ったり、おしゃべりを楽しみながら数馬峠に11:45到着し昼食となった。ここでは陽だまりと富士山の遠望などの眺望に恵まれたが、峠自体が乗越で風が通り、今日の気温では若干寒かった。


 食事を済ませて早々に12:35に出発。下山点の西原峠を目指して出発し13:15西原峠に到着。これで草戸山から深山橋までの分境嶺がすべて繋がった。記念に先日通った槇寄山まで移動し全員での撮影となった。ほどなく数馬バス停を目指して下山開始となったが、途中で体調不良により1名がペースダウンとなり、数馬バス停始発のバスに間に合わず、手前の仲ノ平バス停にギリギリで間に合い事なきを得た。定刻通り16:36に武蔵五日市駅に到着。今回も全員の無事を確認し解散式の後、解散となった。


 今回の山行では代表的な山頂はなかったものの、2年かけて分境嶺登山の半分が終了した記念すべき山行であった。これまで怪我・事故もなく計画通りの山行が実施できたことは、幸運ではなく日頃のみなさまの努力の賜物だと感謝したい。 来年度は、いよいよ長沢背稜を中心とする長い長い奥多摩の核心部を踏破することになる。計画はこれまでの日帰りとは違い、すべて山小屋や麓の民宿などに宿泊するもので、体力・精神力が試される。引き続き事故のないよう、心して取り組んで行きたい。
(文:長瀬秀史  写真:小清水敏昌  GPS軌跡図:小松原勝久)


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