東京都分境嶺踏査登山・第8回山行


分境嶺

   日時  2011年10月1日(土)
   行程  JR武蔵五日市駅(バス)8:22→仲の平9:25→槇寄山(西原峠)11:20→(途中で昼食)
         →大沢山13:45→ムシカリ峠14:00→三頭山(西峰)14:25→ムシカリ峠14:50
         →都民の森バス停(バス)16:45→武蔵五日市駅18:10(解散)
   参加者 参加者 41名(支部会員28名、一般13名)
          (L:リーダー、SL:サブリーダー、カッコ内一般参加者)
     [1班] L河野悠二、SL小松原勝久、大船武彦、岡義雄、川合周、西村智磨子
            (鎌田正彦、工藤政巳、芳賀馨、渡辺久雄)
     [2班] L大関保、SL松本好正、荒井寿一、飯島文夫、富澤克禮、東敦子、本多祐造
           (鬼村邦治、末松徳則)
     [3班] L副島一義、SL植木淑美、高橋郁子、高橋重之、竹中彰
           (岩井瑞枝、島津和子、田中武美、三原佐知子)
     [4班] L長尾桓、SL植木信久、島田成正、近藤節朗、坂本正智、西谷可江、西谷隆亘、
          松川信子 (佐久間マサエ、塚本浩司、辻京子)
     [写真] 澤登 均
     [誘導] 長瀬秀史


 分境嶺山行も回を数えて8回目となった。草戸山を起点として深山橋までのルートは今回と次回を繋いで完結する。毎回天候には恵まれ、予報通りの好天だった。
午前8時に集合。41名の受付を終えた。都民の森行きの急行バスは主なバス停しか止まらない。40分ほどで数馬バス停に到着。少し戻り、仲の平の登山口から出発した。


 台風の影響で登山道には倒木があったり、雨で削られて細くなったり、歩きにくい個所が続く。おなじみとなった「国定忠治が遠見した木」の標柱をやり過ごす。秋らしい爽やかな空気のなか、談笑の声が森に響くうちに2時間ほどで「槇寄山」に到着。軽い昼食をとり、全員で記念写真を撮って、早々に前衛の山「大沢山」を目指して出発した。


 「槇寄山」までのルートは比較的なだらかだったが、ここからは急傾斜がところどころ顔を出す。結構なアルバイトを強いられる。傾斜が急になると無口になってしまう。玉のような汗をかいて、あごが上がる人も続出し始める。当初計画では逆のルートをたどる予定だったが、下山を急斜面に取ると膝に負担が増して事故の可能性が高まることや、バスの行き帰りとも始発で座って行けることも勘案したのだが、やはり急斜面の連続はこたえる。「大沢山」の直前の最後の急斜面を息も絶え絶えに登ると、今回のルート唯一の大展望台である。


 残念ながら雲がかかっていて展望には恵まれない。晴れ間が姿を消して曇空が広がり始めた。ムシカリ峠に向かった。丸太作りの避難小屋の外のベンチで班ごとに休憩・昼食を済ませ、標高1525mの三頭山西峰に向かって再出発。小屋のなかの温度計を見ると16度だった。結構寒い。連続する階段の登山道を登ること30分。前回の予期せぬトラブル/フォーストトラブルで、参加者の半分が未踏となっていた山頂にようやく全員で到着することができた。時刻は2時を過ぎていて登山客は少なかったが、それでも20〜30人はいただろうか。標識の前で記念写真を撮り下山を開始した。
石段のある滑りやすい登山道から「三頭大滝」を見学して、トイレ・休憩舎のある場所で一旦休憩とした。


 その後、2班ずつ二手に分かれて木のチップを敷き詰めた遊歩道を通って下りていたところ、後のグループが打ち合わせと違うルートを取り始めた。なにか勘違いしたらしい。大声で班リーダーに呼びかけたが、先行グループもこのルートを通ったという。首をかしげながらあまり人が歩いていなそうな登山道を下りながらついていくと、突然車道に出てしまった。車道を通りようやくバス停に到着して、先行のグループに確認したところ、打ち合わせ通りのコースを下山したとのこと。
とにかく、41名全員の無事を確認し、16:45発のバスに乗り込んだ。
駅で解散式を行い、全スケジュールを終了したが、前回に引き続き、課題を残す結果となったのは残念である。
(文:長瀬秀史  写真:澤登均  GPS軌跡図:小松原勝久)


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