41年ぶりの最も遅い降雪記録の中、さくらハイク「美の山」を歩く。


美の山

   日時  2010年4月17日(土)
   集合  JR八王子駅南口みずほ銀行前 (貸切バス利用)
   場所  秩父市皆野町蓑山 美の山公園
   コース 山頂直下駐車場〜山頂公園〜見晴台〜蓑山神社〜いこいの村「美の山」
         (歩行時間1時間10分)
   参加者 リーダー:島田成正 (山行委員長)
          神崎忠男、竹中彰、坂本正智、柄澤洋城、大関保、植木信久、植木淑美、小川武、
、         酒井省二、今田明子、高橋重之、山本憲一、長瀬秀史、荒木正弘、荒川龍治
           (16名 順不同)                       

 朝、目を覚まして窓の外を見ると季節はずれの雪が降っていた。道路はシャーベット状の雪が8cmほど積もっていた。なんでも東京都心では41年ぶりの最も遅い降雪記録とのこと。山は大丈夫だろうかと心配をしながら、下着を冬用に変えて出発準備をした。
集合場所の八王子南口に行くと既にバスが待っており、8割方の参加者が乗り込んでいた。皆一様に寒いですねと挨拶を交わす。都心の最低気温が1.4℃とのことだから、ここ八王子ではおそらく零下であろう。 八王子を定刻に出発。一路関越道花園インターへ向かう。花園インターを降りるころには雪も止み、空の一部が明るくなってきた。国道140号を経由して秩父盆地の皆野に入り、美の山公園に近づくと沿道に雪をかぶった満開のさくらが見えてきた。なんとも風雅な光景で、なかなかお目に掛からない情景である。



 当初予定では、林道から蓑山神社を越えて山頂へ向かい、いこいの村「美の山」に下るコースであったが、20cmほどの積雪があり滑るため、山頂直下の駐車場まで車で行き、山頂の見晴らしを楽しんでからいこいの村「美の山」へ向かうコースに変更となった。 当日の山頂では「みなの美の山桜まつり」が開催される予定であったが、降雪のため中止となったお陰で、我々16人の貸切の山となった。標高586.9mの蓑山山頂見晴らし台からは雪を被った真っ白い武甲山が秩父盆地を見下ろす勇姿を眺めることが出来た。両神山も雲の切れ目から顔をのぞかせていた。晴れていると赤城、日光連山、富士山も見えるとのことだが残念ながら今日は見えない。
美の山ではさくら、ツツジ、紫陽花など季節毎にいろいろな花が楽しめるように植栽されている。 さくらもソメイヨシノ、紅枝垂れ桜、山桜など数種類が植えられている。中には重たい雪のお陰で枝が折れてしまった痛ましい姿のさくらも幾本あった。雪の中からツクシが数本顔を出していのが普段は見られない光景でほのぼのとさせる。1時間ちょっとの歩行であったが、季節はずれの雪のお陰で真冬のさくら見物といった様相の珍しくも楽しい散策であった。



 散策の後は、いこいの村「美の山」で温泉と蕎麦を楽しんだ。ビールを飲みながら神崎さんのビデオに向かって自己紹介。和気藹々と反省会を楽しんだ後バスに乗り、八王子駅前で解散となった。
 (記録:山本、写真:柄澤)
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