第26回全国支部懇談会 (2010年9月5・6日)


 第26回全国支部懇談会が9月5・6日に東京多摩支部主管で開催されました。会場となった多摩センターの京王プラザホテル多摩には、北は北海道、南は宮崎までの全国各地から169名の会員が集まりました。
今回初めての試みとして、懇親会に先立って支部活性化プロジェクト主催の「支部報編集者会議」、「支部活性化会員集会」が行われました。
支部報編集者会議には予想を上回る50名近くの参加者があり、編集担当者相互の情報交換と本部への提言などが行われました。
また、支部活性化会員集会には100名ほどが集い、支部活性化へ向けての基調講演の後に、8名のスピーカーが次々と支部活性化への提言を行いました。続いての討論では、日本山岳会の将来を見据えた活発な意見が相次ぎました。最後に座長の支部活性化プロジェクト石橋委員長が「会員の推進力が活性化の原動力だ。ひとりひとりの活性化が全体の活性化につながっていく」と締めくくりました。
午後6時30分、和太鼓の腹に響く音に誘われて懇親会会場に150名ほどの参加者が多摩の山々の名前が書かれたテーブルに着き、メインイベントの懇親会が始まりました。暑かった今年の夏を振り返り、ヤマの話に花を咲かせ、親睦を深めました。
6日に行われた記念山行は、高尾山、高尾の森づくり、多摩御陵の3つのコースに分かれて実施されました。各コース合わせて84名が参加、酷暑のなか事故もなく無事終えることができました。




1.支部報編集者会議
全国30支部の編集者が一同に会する「支部報編集者会議」が開かれるのは今回が初めてのことです。20人ほどのテーブル席が用意された会場でしたが、テーブル席はあっという間に満席になり、壁際の傍聴席には尾上会長はじめ多数の参加者が席を占めました。支部の活性化で支部報の果たす役割、重要性の高さが改めて認識される結果となりました。
会場では、各支部報編集者から支部報の発行頻度、部数、内容、ページ数、費用、課題、問題点などの現状報告が行なわれました。


2.支部活性化会員集会
支部報編集者会議に続いて、会場を大会場に代えて支部活性化会員集会が開催されました。支部に所属する会員が一同に会して支部の活性化について討議を行なうことは初めての試みです。まず、広島支部の兼森志郎会員が約100人の参加者を前に基調講演を行ないました。引き続き全国の支部会員からの提言募集に応えて提案された方々の中から8名の方が提言内容を披露されました。
その後、石橋正美・支部活性化プロジェクト委員長が座長となってフリー・ディスカッションが行なわれました。 最後に座長の支部活性化プロジェクト石橋委員長が「会員の推進力が活性化の原動力だ。ひとりひとりの活性化が全体の活性化につながっていく」と締めくくりました。











3.懇親会
懇親会会場からの和太鼓の音に誘われて約150名の会員が多摩の山々の山名が掲示されたテーブルに着席しました。司会は坂本正智・実行委員会集会委員長です。竹中彰支部長、尾上昇会長の挨拶に続き、参加者最長老の広島支部本片山数雄会員(91歳)が乾杯の音頭をとり宴会は始まりました。
来賓は松田雄一、中村純二、宮下秀樹氏らの名誉会員とプミ・ラ・ラマ・ネパール山岳協会副会長です。支部から贈られた日本酒、焼酎、ワインが好評の内にどんどん消化されて宴たけなわの中、青森支部会員が余興として踊りを披露しました。恒例各支部の紹介が終わり、そろそろお開きの時間が近づいてきた時、神崎副会長が壇上に上がり、参加者全員で山の歌を唱うことになりました。最後は全員が腕を組んで一つの輪になり、「今日の日はさようなら」を合唱しました。名残惜しい中、酒井省二実行委員長のお礼の挨拶がありお開きとなりました。




























4.記念山行
翌日6日の記念山行は、高尾山、高尾の森づくり、多摩御陵の3コースで行なわれました。