支部設立10周年記念事業「Zanskar(ザンスカール)未踏峰遠征計画」概要
7月16日(火)開催の幹事会で、支部設立10周年記念事業としてのインドヒマラヤ未踏峰遠征計画の企画立案者であり、実行者でもある北島英明会員から計画の説明があった。その一部概要を掲載する。
尚、本年9月には15日間の偵察を3名で実施することが決まっている。
未踏峰登頂遠征理念
日本山岳界のパイオニアであり、リーダーでもある日本山岳会の支部として設立10周年を記念すべき事業として日本と世界の山岳界及び未来の日本山岳会にその名を記す業績を残すことが東京多摩支部の使命であると考えている。
そのためには、近年世界の登山界が標榜している「冒険的登山への回帰」を実行することが肝要であり、6,000m級の未踏峰に我々の足跡を記録として未来永劫残すことが理想であると計画した。
また、現地の文化や人々と触れ合い、深い相互理解と友好を深めることができれば、公益社団法人日本山岳会東京多摩支部の存在価値を高めるものと確信する。
ヒマラヤのどこの未踏峰を狙うか
当初は東チベットの方からヒマラヤの未踏峰を検討したが、中国の情勢が思わしくないということで、今世界中が注目しているインドヒマラヤ・ザンスカールの未踏峰がインド政府の働き掛けもあり、非常に登りやすいとの前提がある。そこで、安全に我々の力でも登れるであろうというザンスカールの未踏峰を目指すことにした。
対象とする未踏峰候補「インドヒマラヤ ザンスカール テマサ谷域領域の未踏峰」
・6つほど候補を絞った中で今狙っているのが3つの未踏峰である。
1. P6436(T13)6,436m 104 Open Peaks
コルムロシェ谷の源頭にあるどっしりした威圧的な岩峰
2. P6028(T12)6,028m 104 Open Peaks
コルムロシェ谷に入って一つ目の北に入る支谷の奥にある岩山
3. P6107(T9) 6,107m 104 Open Peaks
テイドゥ氷河から北に入る支谷のツワン谷の内院にある山
・「104 Open Peaks」はインド政府が開放している山で、登山許可は必要であるがメール申請によりは2週間程度で許可が下りる。 登山ビザではなく観光ビザで登れる。手続き上、簡単に登れる。
・以上3ピークを第一候補にして、その中ではP6436(T13)6,436mを本命にしている。
偵察実施計画
1.偵察隊 メンバー3名
北島英明(15942)、数見 直(15618)、杉崎敬子(15800)
2.日程 2019年9月11日(水)〜9月25日(水) 15日間
9月11日 成田=ニューデリー
9月12〜14日 ニューデリー=Leh=Kargil=Padam
9月15〜19日 偵察キャラバン
ガイド1名、コック1名、馬方及び馬6頭
9月20〜22日 逆ルートでニューデリーへ
9月23日 ニューデリーでIMF・日本領事館確認他
9月24日 ニューデリー=成田
本体遠征(予定)
1.日程 2020年7月18日(土)〜8月10日(月)
7月18日 成田=ニューデリー
7月19日 IMF訪問=Leh
7月20〜21日 Leh=Kargil=Padam
7月22〜24日 キャラバン→コルロムシェ谷へ、BC設営
7月25〜26日 ベース休養(サポート隊員は周辺をトレッキング)
7月27〜28日 未踏峰偵察・荷揚げABC設営
(サポート隊員は周辺をトレッキング)
7月29〜30日 未踏峰アタック(サポート隊員は周辺をトレッキング)
7月31日〜8月1日 予備日(BC休養)
8月2〜6日 BC撤収=Lehへ
8月7〜8日 ザンスカール周辺で社会貢献活動※=ニューデリーへ
8月9〜10日 ニューデリー=成田
※社会貢献活動として、日程内で現地の小学校等に交流訪問をしたい。
2.遠征隊員予定人数
(1)登攀隊員 3〜5名
(2)サポート隊員 5名程度(BCまで帯同し、周辺の山のトレッキングを楽しむ)
3.資金計画概算
10名で試算、ポーター、馬方、コック等のキャラバン費用を含む
(1)本体遠征費用総額 3,500,000円
(2)内訳 収入 個人負担 3,500,000円(10名×350,000円)
支出 交通費 1,000,000円
輸送費 100,000円
キャラバン費用 1,000,000円
宿泊・交通費 800,000円
保険料・雑費・予備費 500,000円
合計 3,500,000円
4.寄付、カンパ、補助金等について
(1) 東京多摩支部会員の皆様へ広く寄付やカンパの協力依頼
(2) JAC本部へ補助金を申請する
(3) 山用品メーカーや山用販売会社への装備・人員等の提供依頼
(4) 寄付金等は、共同装備購入資金、個人負担金の補填に充てる
尚、本年9月には15日間の偵察を3名で実施することが決まっている。
未踏峰登頂遠征理念
日本山岳界のパイオニアであり、リーダーでもある日本山岳会の支部として設立10周年を記念すべき事業として日本と世界の山岳界及び未来の日本山岳会にその名を記す業績を残すことが東京多摩支部の使命であると考えている。
そのためには、近年世界の登山界が標榜している「冒険的登山への回帰」を実行することが肝要であり、6,000m級の未踏峰に我々の足跡を記録として未来永劫残すことが理想であると計画した。
また、現地の文化や人々と触れ合い、深い相互理解と友好を深めることができれば、公益社団法人日本山岳会東京多摩支部の存在価値を高めるものと確信する。
ヒマラヤのどこの未踏峰を狙うか
当初は東チベットの方からヒマラヤの未踏峰を検討したが、中国の情勢が思わしくないということで、今世界中が注目しているインドヒマラヤ・ザンスカールの未踏峰がインド政府の働き掛けもあり、非常に登りやすいとの前提がある。そこで、安全に我々の力でも登れるであろうというザンスカールの未踏峰を目指すことにした。
対象とする未踏峰候補「インドヒマラヤ ザンスカール テマサ谷域領域の未踏峰」
・6つほど候補を絞った中で今狙っているのが3つの未踏峰である。
1. P6436(T13)6,436m 104 Open Peaks
コルムロシェ谷の源頭にあるどっしりした威圧的な岩峰
2. P6028(T12)6,028m 104 Open Peaks
コルムロシェ谷に入って一つ目の北に入る支谷の奥にある岩山
3. P6107(T9) 6,107m 104 Open Peaks
テイドゥ氷河から北に入る支谷のツワン谷の内院にある山
・「104 Open Peaks」はインド政府が開放している山で、登山許可は必要であるがメール申請によりは2週間程度で許可が下りる。 登山ビザではなく観光ビザで登れる。手続き上、簡単に登れる。
・以上3ピークを第一候補にして、その中ではP6436(T13)6,436mを本命にしている。
偵察実施計画
1.偵察隊 メンバー3名
北島英明(15942)、数見 直(15618)、杉崎敬子(15800)
2.日程 2019年9月11日(水)〜9月25日(水) 15日間
9月11日 成田=ニューデリー
9月12〜14日 ニューデリー=Leh=Kargil=Padam
9月15〜19日 偵察キャラバン
ガイド1名、コック1名、馬方及び馬6頭
9月20〜22日 逆ルートでニューデリーへ
9月23日 ニューデリーでIMF・日本領事館確認他
9月24日 ニューデリー=成田
本体遠征(予定)
1.日程 2020年7月18日(土)〜8月10日(月)
7月18日 成田=ニューデリー
7月19日 IMF訪問=Leh
7月20〜21日 Leh=Kargil=Padam
7月22〜24日 キャラバン→コルロムシェ谷へ、BC設営
7月25〜26日 ベース休養(サポート隊員は周辺をトレッキング)
7月27〜28日 未踏峰偵察・荷揚げABC設営
(サポート隊員は周辺をトレッキング)
7月29〜30日 未踏峰アタック(サポート隊員は周辺をトレッキング)
7月31日〜8月1日 予備日(BC休養)
8月2〜6日 BC撤収=Lehへ
8月7〜8日 ザンスカール周辺で社会貢献活動※=ニューデリーへ
8月9〜10日 ニューデリー=成田
※社会貢献活動として、日程内で現地の小学校等に交流訪問をしたい。
2.遠征隊員予定人数
(1)登攀隊員 3〜5名
(2)サポート隊員 5名程度(BCまで帯同し、周辺の山のトレッキングを楽しむ)
3.資金計画概算
10名で試算、ポーター、馬方、コック等のキャラバン費用を含む
(1)本体遠征費用総額 3,500,000円
(2)内訳 収入 個人負担 3,500,000円(10名×350,000円)
支出 交通費 1,000,000円
輸送費 100,000円
キャラバン費用 1,000,000円
宿泊・交通費 800,000円
保険料・雑費・予備費 500,000円
合計 3,500,000円
4.寄付、カンパ、補助金等について
(1) 東京多摩支部会員の皆様へ広く寄付やカンパの協力依頼
(2) JAC本部へ補助金を申請する
(3) 山用品メーカーや山用販売会社への装備・人員等の提供依頼
(4) 寄付金等は、共同装備購入資金、個人負担金の補填に充てる